心霊体験談
心霊体験談3ページ目へようこそ。
ここに掲載されている体験談は、全て実話です。
それでは恐怖をお楽しみください。
もう一人の自分
『ただいま〜!』学校から帰って階段にカバンを放り投げ、茶の間に行くと母と、先に学校から帰っていた妹がキョトンとしている。『あんたさっきも帰ってきたよね。いつもまっすぐこっちに来るのに、珍しく階段上がって部屋に入ってったよね?』えぇ〜! 自分は紛れもなく今帰ってきたのであって、部屋になんて行ってない! 怖くて部屋に行けなくなった。誰が私の部屋に行ったの!?
連れて帰った・1
友人が引っ越すことになった。引っ越そうと思っている家を一度見てほしいと言われた。遠くて面倒だったので断ったら、友人の実家の母にまで頼まれて、渋々車で1時間半かけてその家を見に行くことになった。友人の案内で引っ越す予定の家に向かう。徐々に頭が痛くなってきた。その家に着き、玄関の外に立つ。頭が割れそうだ。玄関を開ける。カビ臭い。誰もいないはずなのに2階で子供が走り回る音がする。やばい。玄関から入れない。
連れて帰った・2
友人には頭が痛いのと、2階の足音のことは黙っていたので、無理をして家の中に入った。『ここ2階にも水場があるね。2階のどこかに玄関みたいなのがあって、外から2階に出入り出来るようになってる…後から作ったんじゃないかな…』真っ暗で日当たりの悪い台所を見ながら言った。確信はない。階段をあがると広いフリースペースになっていて、学校の水のみ場のような、一戸建てには似つかわしくない長い水場があった。その奥に進むとドアがついていて、外階段につながっていた。裏山に面した外階段はとても不自然で、後からつけたものだというのは一目瞭然だった。
連れて帰った・3
1階の茶の間も和室も、何年人が住んでいなかったのか、床も畳みも腐っている。注意して歩かなければ抜けてしまう。和室は作り付けのロッカーがあり、おそらく仏壇を入れるスペースだろう。とうとう和室はのぞくだけで入ることができなかった。一通り見回って車に乗り込む。その家が離れるにつれて頭痛も嘘のようになくなった。友人にはやめた方がいいと告げた。『なんで?なんかいたんでしょ?何がいた?もしかして2階で足音してなかった!?』なんと友人も子供の足音を聞いていたのだ。私が何も言わないので気のせいだと思っていたらしい。私の一言で友人はその家を借りることをその場で諦めたらしい。再び私は1時間半かけて自宅へと戻る。
連れて帰った・4
当時私はアパート暮らしで、ドアというドアは全部開けっ放しの主義だった。友人と別れ、ちょっと長いドライブをしながらアパートに戻った私は、玄関から部屋に入ると凍り付いてしまった。玄関から茶の間に入り、奥の部屋までドアが開いているので真っ直ぐ視界に入る。正面にベッドが置いてあったのだが、真っ暗な部屋の中に、ベッドに腰掛けている女性がいる。『やばい!連れてきた!』暗い部屋の中で、青白く浮かび上がってゆらゆらと上半身を揺らしながら座っていた。鍵もかけずに部屋を飛び出し、同じアパートの住民の部屋に転がり込む。平静を装いながら世間話をする。1時間程たって恐る恐る部屋に戻ると、そこはいつもの自分の部屋。何事もなかったかのように静寂がある。後日、その友人から聞いた話によると、借りようとしていた家は、和室の作り付けのロッカーから、夜中になると女が出てくると有名な家だった。

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